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涙とストレスの関係性

 

現代人はストレス社会に生きているといわれ,多くの人は仕事や人間関係などの様々なストレッサーに よって心身に負荷がかかっている状態で生活している。


現代人にとって,ストレスを解消させ,リラックスできる方法を備えておくことは大切である。


最近,涙を流すことや泣くことはストレス解消に繋がるという情報がよく散見される。

涙はストレスによって誘発されるが,涙を流す行動はストレス緩和にもなる.


すなわち,ストレスには悪いストレスと良いストレスがあるとすると,激しく涙を流す行為である号泣は,その後に気分がスッキリすることから分かるように,良いストレスとして機能する可能性がある.


ヒトはストレス状態に陥ると,それに対する応答として自律神経系活動が変化し,交感神経優位な状態になる。


交感神経とは日中の活発な動作の源になる神経で、副交感神経とは寝ている時の神経・リラックスしている時の神経のことである。


ストレス緩和の通常の方法は,安静や睡眠などによってリラックス状態を発現させ,その結果として交感神経緊張状態を緩めることである.


これは,いわば消極的なストレス緩和と言われている。


一方で積極的な方法は,涙を流すことである.


流涙は,副交感神経の過剰な興奮によって誘発される.


なかでも、号泣はストレス状態にある脳(交感神経緊張状態)を一時的にリセットさせる効果が期待される。


号泣はむしろ激しい情動行動であり,リラックスとは逆である.


にもかかわらず,号泣後にはスッキリ爽快の気分が現れる.


号泣は、覚醒状態にありながら,積極的に副交感神経優位の状態を発現させて,ストレス緩和に寄与するものと考察される.


ドラマを見たり,心理療法を受けて,涙が溢れるとき,自律神経のバランスは,覚醒状態にありながら,極端な副交感神経の興奮状態にシフトする.


この時,POMS心理テスト(気分プ ロフィール検査)では混乱の尺度が著明に改善し,すっきり爽快の気分が現れる.


泣ける映画を見る前後に POMSを実施したところ「緊張・不安」と 「混乱」の二項目が改善したという結果を報告している。


これに加えて,動画を視聴して情動性の涙を流すことによって 疲労した気分状態からの回復が有意に促進されることも実証されている。


動画実験では,実験開始後速やかに緊張状態から解放され,リラックス状態に導くことができているため,疲労の蓄積が極力抑えられるとともに,疲労回復しやすい状態になったと推察される。


以前から多くの研究で利用されており,精神的ストレスと自律神経系の関係を明らかにする上で, 有用であると報告されている心拍変動解析でも、交感神経と副交感神経のバランスが副交感神経優位に傾き,ストレスが緩和されリラックスした状態であるといえる。


流涙の中でも、情動的ではない流涙の玉ねぎ実験で介入後に対象者は涙を流し, その流涙程度は主観的尺度でも客観的尺度でも動画実験と大差なかったが,玉ねぎ実験では LF/HF比の低下やPOMSの疲労因子の低下効果はみられなかった。


このことから,玉ねぎの刺激による反応性の涙と動画の視聴による情動性の涙とでは,同程度の流涙でも,その効果は異なることが明らかになった。


これらのことから、感動時の号泣は疲労感を軽減する効果とともに,ストレス緩和やリラックスを速やかにもたらす効果を発揮する可能性が予測される結果が得られた。

みなさん、定期的に映画やドラマ見て号泣し、ストレス発散しましょう(/・ω・)/


#寝かしつけ

#ネントレ

#赤ちゃん寝ない

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